こんにちは!「マイスタ機材室」です。
コーラス、フェイザー、フランジャー、トレモロ……。楽曲に彩りを与えるモジュレーション(エフェクト)は魅力的ですが、「曲ごとに必要なエフェクトが違って、ボードがいくらあっても足りない」「マルチにすると音痩せが気になる」と悩んでいませんか?
その悩みを完璧に解決し、スタジオクオリティのあらゆる揺らぎ系サウンドを1台で網羅してくれるのが、今回ご紹介する Strymon Mobius です。
発売以来、世界中のプロギタリストの足元を支え続ける、このフラッグシップ・ペダルの真価を徹底レビューします。
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Strymon Mobius とは?
Strymon Mobiusは、12種類の独創的なモジュレーション・マシーン(エフェクト・タイプ)を内蔵した、プログラマブル・モジュレーション・ペダルです。
TIMELINE や bigSky と同じ超高性能DSPを搭載しており、ビンテージアナログの名機の再現から、現代的なデジタルエフェクトまで、一切の妥協がないハイファイなサウンドを出力できます。
実際に使ってわかった3つのメリット
- 1. 1台12役、すべてがメインを張れる「圧倒的なサウンドクオリティ」
- 往年の名機を再現した「Chorus(70年代のラージ筐体風や80年代ラック風)」や、有機的な「Phaser」「Flanger」の完成度は鳥肌モノです。さらに、音が細かく刻まれる「Pattern Tremolo」や、シンセのような効果を生む「Filter」、往年のロータリースピーカーを再現した「Rotary」など、これ1台の中に「単体で数万円する極上ペダル」が12台詰まっていると言っても過言ではありません。私はその中でも DESTROYER モードを飛び道具的に愛用しています。
- 2. ルーティングを自由に変えられる「プレ・ポスト機能」
- Mobiusの最大の強みとも言えるのが、この「Pre/Post(プレ・ポスト)」設定です。 例えば、「フェイザーやロータリーは歪みペダルの前(Pre)に置きたいけれど、コーラスやフランジャーは歪みの後ろ(Post)に繋ぎたい」という複雑なルーティングを、ケーブルを差し替えることなく、プリセットごとに本体内の設定だけで一瞬で切り替えることができます。
- 3. 音痩せとは無縁の高音質設計とフルMIDI対応
- この手の多機能マルチは「通すだけで原音の芯が細くなる」という弱点を持つことが多いですが、Mobiusはスタジオ機材レベルの超低ノイズ・ハイファイ設計。どれだけ深くエフェクトをかけてもギター本来の太さが維持され、DAWのミックスの中でも綺麗に抜けてくれます。また、MIDIにも完全対応しているため、スイッチャー等との連動も完璧です。
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ちょっと気になるポイント
- 実力を100%引き出すには、ボードの配線(Pre/Post用の4線ケーブル接続)が少し複雑になる
- 先述の「プレ・ポスト機能」をフルに活かすためには、エフェクターボード内の接続を少し特殊にする(4本のケーブルで回す)必要があります。ただ、一度システムを組んでしまえば、これ以上ないほど便利でスマートな最強ボードが完成します。
まとめ:どんな人におすすめ?
Strymon Mobiusは、決して安価なエフェクターではありません。しかし、収録されている12種類のエフェクトのクオリティ、そして自由自在なルーティング機能を考えれば、個別に何台もペダルを買い集めるよりも遥かに経済的で、ボードの省スペース化にも繋がります。以下のような人におすすめです。
- あらゆる種類の高品質なモジュレーションを一箇所にスマートにまとめたい方
- 楽曲のジャンルが広く、曲ごとに全く異なる揺らぎ系サウンドを使い分けたい方
- DTM・ライン録音で、プラグインでは出せない「太く生々しいアナログ感のある揺れ」が欲しい方
足元のモジュレーションに一切の妥協をしたくないギタリストにとって、これ以上ない「究極の選択肢」と言えるでしょう。
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