【実機レビュー】Fender Super Sonic 60 Combo

アンプ

こんにちは!「マイスタ機材室」です。

「フェンダーのアンプは極上のクリーンやクランチが鳴るけれど、ハードロックやモダンなリードソロを弾くには歪みが物足りない……」そう諦めていませんか?

その常識を完璧に覆し、往年のフェンダー・トーンから、地を這うような重厚なハイゲインサウンドまでを1台で完璧に叩き出す異色の大名作が、今回ご紹介する Fender Super Sonic 60 Combo です。

プロのステージから本格的な宅録まで、ギタリストの理想を網羅するこの本格派チューブアンプの真価を徹底レビューします。

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Fender Super Sonic 60 Combo とは?

Super Sonic 60 Comboは、60Wの出力を誇るフルチューブ(真空管)コンボアンプです。

最大の特徴は、Fenderの歴史を彩ってきた「2つのクリーンアンプ」のキャラクターを切り替えられるVINTAGEチャンネルと、独立した2つのゲインノブを持つBURN(ドライブ)チャンネルを搭載している点。まさに「Fenderが本気で作った極悪に歪むアンプ」としてカルト的な人気を誇る一台です。

実際に使ってわかった3つのメリット

  • 1. 1台で2度美味しい「Vibrolux」と「Bassman」のクリーンを搭載
    • VINTAGEチャンネルにはスイッチが用意されており、フェンダーを代表する2つの名機のサウンドを瞬時に切り替えられます。
      • Vibrolux(バイブロラックス)モード:非常にレンジが広く、ジャキっとしたクリスタルクリアな極上のモダン・フェンダークリーン
      • Bassman(ベースマン)モード太く、芯があり、手元のピッキングに合わせて心地よく粘るオールドスクールなクランチトーン。 この2つの極上クリーンが手に入るだけでも、アンプとしての価値は十二分にあります。
  • 2. 独自の2ゲイン仕様(BURNチャンネル)による「壁のようなハイゲイン」
    • BURNチャンネルには「GAINS 1」と「GAINS 2」という2つの独立した歪みノブが搭載されています。 GAINS 1でピッキングに対する鋭いエッジやサチュレーションを調整し、GAINS 2で音の太さやローエンドのコンプレッション感を足していくという緻密な音作りが可能。これにより、フェンダーアンプとは思えないほど滑らかでサスティーンの長い、モダンなハイゲイン・ディストーションを生み出すことができます。
  • 3. ロードボックス(Captor X等)との組み合わせで「最強の宅録アンプ」へ
    • 60Wの真空管アンプを自宅でそのまま鳴らすのは爆音すぎて不可能ですが、Two Notes Torpedo Captor Xなどの「ロードボックス/アッテネーター」を背面に噛ませることで、状況は一変します。 パワーアンプを極限までドライブさせた「一番美味しい状態の真空管サウンド」を、ライン信号としてオーディオインターフェイスにダイレクトに送ることが可能。フェンダーの本物の鳴りを、真夜中の自宅デスクで100%キャプチャできる快感は格別です。私は Koch Dummyload Box と組み合わせて家族に非難されずに極上トーンに浸れる環境を実現しています。
価格を確認する(Link は兄弟機の 22w)

ちょっと気になるポイント

  • とにかく重く、ポテンシャルを発揮するには周辺機材(アッテネーター等)が必須
    • オールチューブアンプかつ大型のスピーカーを搭載しているため、重量はかなりのもの(約24kg)。持ち運びにはそれなりの覚悟が必要です。また、自宅のDTM環境で使うには先述のアッテネーターやロードボックスが必須となるため、アンプ単体だけでは自宅での本領発揮が難しいという「贅沢な悩み」があります。

まとめ:どんな人におすすめ?

Fender Super Sonic 60 Comboは、「クリーンアンプのフェンダー」という固定概念を心地よく裏切ってくれる、底知れないポテンシャルを秘めたアンプです。以下のような人におすすめです。

  • フェンダーの伝統的なクリーンと、極上のモダン・ハイゲインを1台のリアルアンプで完結させたい方
  • ロードボックス(Captor Xなど)を活用し、宅録で「本物の真空管の圧」をレコーディングしたい
  • エフェクターの歪みではなく、アンプの回路そのものが生み出すジューシーなディストーションを求めている方

煌びやかなカッティングから、ブルースの渋いクランチ、そして激しいラウドロックのリードまで、これ一台があれば足元の歪みエフェクターに頼る必要がなくなるほどの表現力を手に入れることができます。自宅スタジオの核として、一生物のリアルチューブサウンドを導入したいギタリストにとって、これ以上ない最高峰の選択肢と言えるでしょう。

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