こんにちは!「マイスタ機材室」です。
「分厚くリッチなコーラスサウンドが欲しいけれど、音が濁ったり引っ込んだりするのは避けたい」「ピッキングの強弱に合わせてエフェクトの深さが変わるような、感情豊かな揺れを表現したい」とお悩みではありませんか?
そんな理想をハイエンドなデジタル技術で具現化し、多くのプロギタリストの足元を彩ってきたのが、今回ご紹介する Strymon Ola(dBucket Chorus & Vibrato) です。
現在は惜しまれつつも生産完了(ディスコン)となってしまいましたが、単なるコーラスペダルの枠を超えた「高機能な空間演出機」としての本機の真価を徹底レビューします。
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます
Strymon Ola とは?
Strymon Olaは、BBD(遅延素子)を使用したヴィンテージ・アナログコーラスの回路動作を、超高性能DSPによる「dBucketアルゴリズム」で完全に再現したペダルです。
Chorus(単一遅延線)、Multi(3系統の遅延線による分厚いコーラス)、Vibrato(ビンテージ・ビブラート)の3つのタイプを搭載。さらに、プレイスタイルに合わせてエフェクトの掛かり方が変化する「Envelope」や「Ramp」といった革新的なダイナミクス・モードを備えた、唯一無二のモジュレーション・ペダルです。
実際に使ってわかった3つのメリット
- 1. アナログの温かみとデジタルの透明感が融合した「dBucketサウンド」
- ヴィンテージコーラス特有の太くマイルドな揺れを再現しつつも、Strymonならではの高解像度なクリアさが際立っています。 特にMultiモードでは複数のコーラスが重なり合う立体的でリッチなサウンドが得られ、深く掛けても原音の芯が全くぼやけない圧倒的な音抜けを誇ります。
- 2. ピッキングニュアンスで揺れを操る「Envelope / Rampモード」の表現力
- 通常の一定な揺れ(Normal)に加え、ピッキングの強弱に反応してエフェクトが深くなる「Envelope」や、フットスイッチを踏み込んでいる間だけスピードが変化する「Ramp」モードを搭載しています。 これにより、弾き手の感情にダイレクトに追従する有機的でドラマチックな空間演出が可能になります。
- 3. 即戦力となる「FAVORITEスイッチ」と広大なステレオ空間
- 現在のノブの設定とは別に、お気に入りのセッティングを1つだけ本体に記憶させてフットスイッチで瞬時に呼び出せる「FAVORITE」機能が非常に便利です。 また、完全なステレオ入出力に対応しているため、2台のアンプやDTM環境で鳴らした際の「部屋全体を包み込むような広がり」は圧巻の一言です。
価格を確認する
ちょっと気になるポイント
- 生産完了による入手難易度の高さと、デジタル機特有の消費電力(250mA)
- 現在Olaはディスコン(生産完了)となっているため、新品での購入は難しく中古市場で探す必要があります。 また、高品位なDSPを駆動させるために「250mA以上」の電流を消費するため、一般的なアナログエフェクター用のアダプターや安価なパワーサプライでは給電不足になる点に注意が必要です。
まとめ:どんな人におすすめ?
Strymon Olaは、単なる「古い機材のシミュレート」にとどまらず、弾き手のダイナミクスに応じた新しい表現を可能にしたモジュレーションペダルの一つの到達点です。CE-3やTR-2といったクラシックな揺れを愛するプレイヤーが、もう一段階上の高解像度なサウンドやステレオ空間を求めた時、Olaはその期待を軽々と超えてくれます。以下のような人におすすめです。
- 音痩せや濁りのない、ハイファイかつ温かい最高峰のコーラスサウンドを探している方
- EnvelopeやRampモードを駆使して、ピッキング連動の表現力豊かなモジュレーションを使いたい方
- DTMやステレオ環境で、圧倒的な広がりと奥行きを持つ空間系ペダルを導入したい方
中古市場で見つけたら、迷わず手に入れてじっくりと向き合ってほしい、色褪せない名器です。
価格を確認する
あわせて読みたい








コメント