【実機レビュー】Myriad Fuzz

Fuzz

こんにちは!「マイスタ機材室」です。

ギタリストなら一度は憧れる、荒々しくもエモーショナルな「ファズ(Fuzz)」の世界。 しかし、「音が潰れすぎて扱いづらい」「アンプや他のペダルとの組み合わせが難しい」と諦めてしまった経験はありませんか?

そんなファズの常識を覆し、世界中のトッププロや宅録ギタリストを虜にしているモンスターペダルが、今回ご紹介する Vemuram Myriad Fuzz です。

名手アレン・ハインズ氏との共同開発によって生まれた、このハイエンド・ファズの真価を徹底レビューします。

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Myriad Fuzz とは?

Vemuram Myriad Fuzzは、シリコン・トランジスタと、希少なヴィンテージのゲルマニウム・トランジスタを組み合わせた「ハイブリッド・ファズ」です。

重厚なブラス(真鍮)筐体に身を包み、ファズらしい狂気的な歪みから、オーバードライブのようになめらかなクランチまでを1台で縦横無尽にコントロールできる、現代最高峰の表現力を持ったペダルです。

実際に使ってわかった3つのメリット

  • 1. ファズの概念が変わる「手元のボリュームへの驚異的な追従性」
    • Myriad Fuzzの最大のマジックは、ギター側のボリュームノブに対するレスポンスです。 ファズゲインをマックスに設定していても、ギターのボリュームを「2〜3」辺りまで絞ると、鈴鳴りのように美しい、極上の「クリーン〜クランチサウンド」へと変化します。この手元だけで静と動を完璧にコントロールできる生々しさは、デジタルシミュレーターや通常の歪みペダルでは絶対に真似できません。
  • 2. シリコンとゲルマニウムを融合させる「FEEL」ノブの魔力
    • 本体中央にある「FEEL」ノブによって、2つの異なるトランジスタのキャラクターの配合比率をコントロールできます。 ジリジリとした攻撃的でサスティーンの長いシリコンファズの質感から、温かみがあり手元に吸い付くようなゲルマニウムファズの質感までを無段階でブレンド可能。これにより、自分のギターやアンプに100%マッチする「美味しい歪みのキャラクター」をピンポイントで作り出せます。
  • 3. バンドや宅録のミックスで「絶対に音が埋もれない」
    • 一般的なファズはONにすると中音域が引っ込み、アンサンブルで音が消えてしまいがちですが、Myriad Fuzzは別格です。 Jan Ray譲りの上質なブラス筐体の恩恵もあり、芯のある太いミドルレンジがしっかりと前に出てきます。コードを鳴らした際の分離感も素晴らしく、DTMのライン録音でも音がベタッと潰れずに立体感を保ったままDAWに収まってくれます。
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ちょっと気になるポイント

  • 上部にあるミニトリマーの調整が音作りの鍵(少し玄人向け)
    • 本体の上部側面に、ゲルマニウム・トランジスタのバイアス(電圧)を調整するミニトリマーが用意されています。ここを付属のミニドライバーで調整することで、ゲート感(音がブツブツと切れるファズ特有の質感)をコントロールできるのですが、慣れるまではベストな位置を見つけるのに少し試行錯誤が必要です。ただ、自分だけのシークレットトーンを追い込む楽しさは格別です。

まとめ:どんな人におすすめ?

Vemuram Myriad Fuzzは、プレミアムな価格に相応しい「芸術的な歪み」を届けてくれる傑作です。以下のような人におすすめです。

  • 扱いやすくて抜ける、一生物の最高峰ファズ」を探しているギタリスト
  • 手元のボリュームコントロールだけで、クリーンから爆音ファズまで表現したいブルース・ロック派
  • DTM・ライン録音で、デジタルプラグインでは絶対に出せない「生々しい倍音と立体感」が欲しい方

ファズ特有の激しい咆哮から、常時ONにしておきたくなるような極上のクランチまで、ギタリストのパッションをどこまでもピュアに増幅してくれます。「ファズは使いこなせない」と思っている方にこそ、その常識を覆すために一度鳴らしてみてほしい至高の一台です。

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